圧接装置と器具 | |
手動ガス圧接装置は、以下の加熱機・加圧機から構成されます。 a 加熱機 加熱機は酸素・アセチレン炎、ボンベの頭につける圧力調整器、ホースおよび 吹管と火口により構成されています。なお、吹管と火口を合わせて加熱バーナーとも 称しています。 加熱バーナーの火口は、鉄筋の接合面を炎で包み、外気とできるだけ遮断し、かつ 鉄筋が均一に加熱できるように多口の火口を持ったものが使われており、 鉄筋径に応じたサイズ分けがされています。 b 圧接器 2つの鉄筋を支持し、加圧器から圧力を端面に負荷するものです。 構成は鉄筋を支持するクランプ、ピストンスライドボックスとラム・シリンダー 連絡ボックスとから成ります。 c 加圧器 加圧器は、油圧ポンプ、高圧ホースおよびラム・シリンダーから構成されています。 ラム・シリンダーはワンタッチで圧接器へとセットできる構造となっています。 油圧ポンプは電動式が原則であり、最近の傾向として事前に圧力設定できる 方式が増えています。 |
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自動ガス圧接装置は、(社)日本圧接協会の自動ガス圧接技術評価の認定を 受けたものを使用します。 オートウェルバー(新日鐵式自動圧接機)は、鉄筋を対象とし開発された 自動ガス圧接装置です。 従来制御器1台で継手1個所しか接合できなかった装置を改良して、現在では 制御器1台で4個所の継手まで自動圧接が可能となっています。 鉄筋のガス圧接の自動化は、関係各方面からの強い要望であり、圧接技術の 将来の方向でもあります。 ![]() |